生きる力になれば

あらゆる古典からの言霊を紹介します。

漂泊の思い

2017-07-08 06:02:13 | 日々の暮らし
今日は何故か「漂泊」という字を何度も目にしたので気になっていました。

漂泊と考えたら、汚れをとるハイターかな?

あれは漂白剤か。


嵐にあって、船は知らない島に漂泊した。

あの漂泊とは

さすらうという言葉。

そこから、

「漂泊の旅人」と

呼ばれている人達を

考えてみました。


まず、イエスキリストがいました。

世界中に足跡を残しています。

青森にもイエスの墓がありますから。


弟子達をつれて布教の旅に漂泊した。

お釈迦様もそうです。

日本でもたくさんの

僧や歌人、武芸者達が

漂泊の旅に出ました。



松尾芭蕉も

奥の細道の

旅にでましたが、

520年前に同じ旅に出た

西行法師を

尊敬していたからといいます。

話しは道にそれてしまうかも

西行にはたくさんのエピソードがあります。

藤原家の武士を捨て突然出家するのです。

泣いて足にしがみつく幼い娘を廊下から庭に蹴落として漂泊の旅に出たのです。

理由はいまだに分からないという。

しかも、歌人として有名で、新古今和歌集に一番多く歌を取り上げられています。

その生きざまに腹を立てていたのが、その当時に活躍していた、
文覚(もんがく)という僧侶です。

彼は空海ゆかりの寺を再興しようと

後白河法皇に寄進に行って、無礼者と伊豆に流されてしまいました。

そこに同じ流されて来た源頼朝に平家を滅ぼすよう説得したのです。

頼朝は警戒してその気を出さないでいたので、

文覚はどこからか拾って来た骸骨(がいこつ)をお前の父親の骸骨を見つけて来た。

これでも復讐する気は起きないか!

と叱責したのです。

その後、源頼朝が天下をとったので文覚は空海のゆかりの寺、

神護寺を再興できたのでした。

その荒法師文覚が
出家して僧になって
歌に明け暮れているような坊主は会ったら

頭を砕いてやる!


と弟子達にいつも言っていたのです。


それを、伝え聞いた
西行は寺を訪れたのでした。

弟子達は大騒ぎになりました。

しかも、西行は泊めて欲しいと言ったからです。


とうとう二人は対面したのです。

文覚は丁寧に迎え入れ、
特別に接待し翌日見送ったのでした。


弟子達に

一目見ただけで、


こんなにスケールが


大きい人だとは知らなかったと。

上には上がいると

荒法師が述べたといいます。


松尾芭蕉が惚れた理由が分かりますね。


『舟の上の生涯を

浮かべ日々旅にして

旅を栖(すみか)とす

片雲(へんうん・ちぎれ雲)の風に

さそはれて

漂泊の思いやまず』

    (芭蕉)


今日の漂泊の思いに



合掌

今夜は泊まり夜勤に

行きます。




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