震災に遭われた太鼓仲間からのメッセージです。 岩手県支部前事務局長の松田修一氏より以下のメールが、(財)日本太鼓連盟に来ましたので、ご連絡いたします。 <原文通り> お世話になっております。 陸前高田市の氷上太鼓のメンバーである小野寺麻紀さんから、及川支部長あてに下記のメールが送信されました。各方面への配信を希望されているとのことであり、申し訳ないのですが、そちらから各団体(被災地以外)へお送りいただけないでしょうか。 なお、小野寺さんは、大船渡市にいる姉宅に避難しているそうです。
<全国太鼓フェスティバルご出席した方々、そして太鼓打ち、芸能の皆様へ>
東日本大地震で陸前高田は文字通り壊滅してしまいました。 全国太鼓フェスティバルの会場だった市民体育館も波の中で後片も無く、波は勢い停まることなく体育館を越して山のふもとの私の家までも押し上げ町を揉みくちゃにしました。私は着の身着のままでしたが生き延びることができ、安全な場所に住んでいた大船渡市日頃市は長安寺の近くの身内宅に幸いにも早く身をよせることができました。 なので、またすぐに陸前高田に戻りたいのですが、残りのガソリンがどこに使えはよいか悩む量だけとなり動けません。 デレビからの情報を見ながら動けない自分に苛立ち感じています。 昨日、通話ができる状態になり気になっていた福島県双葉町に住む同志へ電話しました。 電話口でお互いの生存に涙しましたが、彼女のご主人がいまだ原発から帰ってこないと知らされ…作業員のひとりだったとは… ご主人も同志です。 無事を祈るだけです。 電波が通じることにより励ましのメール、心配の電話に感謝しています。
また、遠くでこの悲惨な状況を見ていろんな苛立ちを感じている方もいると思います。
がんばります。
頑張るって言葉しかないからがんばります !
わたしが早く安全な場所にいることができるのはきっと復興に力を入れる役柄を与えられたんだとその為の今なんだと信じてこの場所にいます。
だからまた…
その日まで
皆さんへお願いです。 太鼓や芸能頑張ってください! そしてその元気な命の鼓動を私たちにください。 満足のいくおもてなしはできないかもしれませんが 逢えることに希望を持って日々頑張ります その時は皆さん、 よろしくお願いします 全国や海外からの支援物資、そして救助していただいている方々に言葉にならない程の感謝申し上げます 津波の翌日に口にした炊き出しの塩おにぎりがこんなに温かくて…温かくて… 食べる前に胸がいっぱいになり涙でました。 ただ…まだテレビが入れない程手の届かない地域がたくさんあります 専門の救助の方々 助けてください お願いします。 以上、原文のまま打ち込みました。
最初にこのメールをもらって読んだ時は、涙が出て止まりませんでした。
私たちでなんかできないかを考えてみんなで太鼓の演奏をして、それをDVDにおとして彼女に送ろうと考えました。
是非私たちの演奏を見て太鼓を思い出してください。
県内の太鼓仲間からパソコン等をお借りしての書き込みです。
震災から3ヶ月以上経ちまして今月に仮設住宅にも入居しひとまず一段落したところです。
被災地の中ですが練習もはじめています。
陸前高田に戻るたびまだまだ先は長いような景色ですが
あせらず進みたいと思います。
日々変わらずお過ごしください。
ありがとうございます。