shining's ブログ 「音楽と旅と珈琲と」

音楽大好き男の徒然なる日記

演劇「満州~遥かなる王道楽土」を観て思う

2016-09-02 | 日記
先週末、友人の劇団の演劇を観た。
タイトルが「満州~遥かなる王道楽土」だった。



先日の「NHKスペシャル」でも放送されたが、
太平洋戦争(第2次世界大戦)でも庶民の巻き込まれたもので、悲惨を極めたものだった。
8月15日の玉音放送が流れてもソ連軍の侵攻が続き、奢り高ぶった支配者から敗戦の国民として中国の市民から暴行を受ける立場になってしまう。
テレビドラマ「大地の子」(山崎豊子・原作)やコミック「赤いリュックサック」(巴里夫)が有名だろう。

朝日新聞 2016年8月28日付記事
「植民地支配の記憶の中で 帝国の解体」
http://www.asahi.com/articles/ASJ8M5V70J8MULZU003.html 

日本人として背負わされた十字架。
竹島や尖閣諸島の領有権で高揚するよりも、
まずこれを決して忘れてはならないと痛感した物語だった。
ヒロシマの被害者である前に、アジアでは「侵略者」だったという事実を。

今年、「赤いリュックサック」の巴里夫先生も亡くなられた。
より一層日本の「過去」を忘れかねない昨今に危機感を抱く。

貴重な題材を取り上げて熱演してくれた友人に、感謝と敬意を。

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