shining's ブログ 「音楽と旅と珈琲と」

音楽大好き男の徒然なる日記

国民を戦場に引き込む指導者か、国民の日常を守る為政者か

2017-09-23 | 日記
そろそろ政治の話もしなければならない時になったようですね。
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「窮鼠猫を噛む」
【読み】 きゅうそねこをかむ
【意味】 窮鼠猫を噛むとは、絶体絶命の窮地に追い詰められれば、弱い者でも強い者に逆襲することがあるというたとえ。

1941(昭和16)年12月8日のことを覚えていますか。
そう、旧日本軍がハワイ真珠湾を襲った日のことです。

あの蛮行に及ぶまでに、日本は中国朝鮮半島を侵略して、満州という傀儡国家を生み出し、
国連加盟国に政策を責められて怒って国連を脱退し、
完全に孤立した果ての攻撃でした。
まさに「窮鼠猫を噛む」の状態だったのです。


今立場は逆転し、世界中が北朝鮮を非難しています。
国連総会では総長やフランス・中国・ドイツなどが「外交を最優先すべき」との演説を行う中、
完全に頭に血が上ったアメリカのトランプ大統領と日本の安部総理の「制裁第一主義」の態度を表明した。
そこへ、北朝鮮が「窮鼠猫を嚙む」をしたら……?

彼らは何も想像力がないのか。
「憎しみは憎しみしか、怒りは怒りでしか生まない」という事を。
ほんとうに北朝鮮が核弾頭を打ち込んで、自国の領土や街並みが荒廃した大地と化してしまう事を。
結局、トランプも安部晋三も金正恩(キム・ジョンウン)も国民の姿や幸福など見ていないのだと思う。
自分の中ではトランプと金正恩という悪ガキ2人がケンカ直前の表情でにらみ合い、
安倍晋三はトランプという“ジャイアン”の影に隠れながら
「やーいやーい!馬鹿ガキ!できるもんならやってみろー」と金正恩にケンカをけしかける“スネ夫”に見える。
情けない、何でもかんでもアメリカに依存している属国の日本なんて。


そんな中、自民党は突然に衆議院解散を表明した。
このままでは10月22日に総選挙が行われる。

何のための解散なのか!?
民進党が分裂し続けて野党の共闘もほころぶ今なら勝どき、とばかりに
選挙に打って出たのだろう。

そこで、このブログをご覧の皆様にぜひ読んでいただきたい記事があります。
東京新聞 2017年9月20日付社説
「衆院選10月に 『安倍政治』に下す審判」
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2017092002000135.html

“議員任期を一年以上残しているとはいえ、閉塞(へいそく)感が漂う日本政治を転換する機会でもある。
政権側の思惑に惑わされず、五年近くにわたる「安倍政治」に対する審判をしっかりと下したい。

例えば、安全保障や経済政策。安倍政権の下で進められている軍事偏重、成長重視の政治に歯止めをかけるには、
選挙で民意を示すしかない。
政治の主導権を握る安倍自民党に比べ、野党には厳しい選挙情勢であることは間違いないが、
大義なき解散と批判するだけでは、有権者の支持は集まるまい。”

東京新聞 2017年9月19日付社説
「安保法成立2年 越えてはならぬ一線」
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2017091902000124.html

“国民の命と暮らしを守るのは政府の役目であり、地域情勢の変化に対応するのは当然だが、
平和国家として越えてはならない一線もあるはずだ。
安倍内閣は「集団的自衛権の行使」を違憲とする憲法解釈を一内閣の判断で変更して、専守防衛の一線を越えた。
この内閣の下で、再び越えてはならない一線を越えることは本当にないのか。
平和主義を堅持する強い決意が私たち一人一人に求められている局面ではないだろうか。”


朝日新聞 2017年9月23日付社説
「野党の責任 一本化で政治に緊張を」
http://www.asahi.com/articles/DA3S13146831.html?ref=editorial_backnumber

“最大の焦点は、全国289の小選挙区に200人以上を擁立しようとしている民進、共産両党が、
どう折り合うかだ。
共産党は「共通政策、相互支援」を一本化の条件に掲げる。
一方、共産党との連携に反対する議員を抱える民進党執行部は表だった共闘には慎重だ。
だが、民進党の前原誠司代表は「向こう(与党)が1人、こちら(野党)が1人というのが望ましい」
とも語っている。
互いに譲り合い、できるだけ多くの選挙区で「1対1」の対決構図をつくり出す努力を、両党の執行部に求める。
実際、野党候補の一本化は実績もあげている。”

今回の総選挙の原因を作ったのが、民進党の方針転換だ。
日本共産党を排除して、野党の手柄を独り占めしようとする魂胆だったら、そんな政党はさっさと分裂してしまえ。
「憲法改正がどうだ、安保条約がどうだ」と言い訳にして“反自民”で組めない奴に与党になって欲しくない。

「戦争という非常時に引きずり込む政府(自民党)か、庶民のささやかな日常に波風立てないように暮らせる為政者(野党)か」
過去5年で国民の思想を縛り付けようとする「共謀罪」「安保法案」に「No!」を叫ぶ時ではないのか?
まず、有権者はそこを見分ける必要があります。

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2017年9月23日付訪問者数:ジャスト100名様
2017年9月24日付訪問者数:113名様
お付き合いいただきありがとうございました。

樋口了一さんの歌は、また機会を改めてupしましょう。

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