shining's ブログ 「音楽と旅と珈琲と」

音楽大好き男の徒然なる日記

追悼・加川良さん(3)「鎮静剤」

2017-04-19 | 音楽
加川良さんの名曲を取り上げながら彼の偉業を回想する追悼企画、第3回目です。
今回も前回同様『親愛なるQに捧ぐ』からの一曲です。

【鎮静剤】 加川良


歌詞:http://www.uta-net.com/song/197457/

なんと、タイトルが全然歌詞に入っていません。
しかも作詞者がローランサン(1883-1956、フランスの女性画家)とは……
でも、詩を読んでみると、たしかに納得できます。
自分も、何か生きた証しを残せたら……いや、誰もがそう思うはずです。

この歌を聴いて改めて思うのは、“フォークソング”というのは報われない人を歌う傾向がある、という事。
岡林信康の「山谷ブルース」しかり、かぐや姫の「神田川」しかり。
身体を酷使する辛い仕事やお金がない辛さ。
誰だって人生を良くしたい、そんな状況から抜け出したい、
フォークソングには“辛い状況の人を歌って、一緒に抜けださないか”という思いがあるのでは
ないでしょうか。
だから、1960年代末期から1970年代前半の音楽のmovementになったんだと思います。


でも、時代は変わります。
荒井由実(ユーミン)が「貧乏臭い四畳半フォークは嫌」とよく言ってましたが、
洋楽のロックやクロスオーバー(&フュージョン)など、センスの良いサウンドを取り入れた
「ニューミュージック」が時代の顔に変わってゆきます。
吉田拓郎・さだまさし・ハイファイセットなどの皆さんはその流れにうまく乗って変化して行きますが、
“フォークソング”のイメージをファンが強く求めていた加川良さんはその流れからだんだん取り残されてしまったのではないでしょうか。

でも、正社員になりたくてもなれずに派遣やパートなど「非正規雇用者」が苦しんでいる人が多い、
正社員でも給料が安かったり残業がいつまでも減らずに、最悪「電通」の高橋まつりさんのように過労死に追い込まれる人がいる現在、
改めて“フォークソング”が再評価されてもいいのではないでしょうか。
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