shining's ブログ 「音楽と旅と珈琲と」

音楽大好き男の徒然なる日記

鉄路を守ることは領土を守ること~JR北海道と国鉄分割民営化はやはり失敗だった

2016-11-25 | 日記
この話題は2016年8月8日付ブログで紹介しましたが、
先日11月19日付朝日新聞3面で更なる深刻な記事が掲載されたため、
今回改めて紹介いたします。
-----------------------------------

北海道新聞 2016年8月1日付社説
「赤字鉄路見直し 廃止の布石は通らない」
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/opinion/editorial/2-0070293.html

北海道新聞 2016年7月30日付記事
「16区間維持困難か JR北海道事業見直しへ 地元と協議目指す」
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/economy/economy/1-0298769.html

北海道新聞 2016年8月6日付記事
「JR経営再建、国に支援要請 道と道議会」
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/politics/politics/1-0301374.html

-----------------------------------
朝日新聞2016年11月19日付記事
「JR北海道、路線の半分“維持困難” 13区間1,000キロ超」
http://www.asahi.com/articles/ASJCL5VPZJCLUTIL05X.html

乗りものニュース 2016年11月18日付記事
「3線区はバス転換、8線区は上下分離など協議へ JR北海道が「維持困難線区」発表」
http://trafficnews.jp/post/60176/

北海道新聞2016年11月19日付社説
「北海道の鉄道網 もはやJRに任せられぬ」
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/opinion/editorial/2-0093027.html

-----------------------------------
朝日新聞 2016年11月24日付社説
「JR北海道 衆知集め危機打開を」
http://www.asahi.com/articles/DA3S12673382.html?ref=editorial_backnumber

北海道新聞 2016年11月24日付社説
「鉄道網の維持 道が前面に立つべきだ」
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/opinion/editorial/2-0093774.html
-----------------------------------

以前からずっと思っていた。
37兆円もの赤字を抱えた国鉄の「民営化」はやむを得ないが、「分割」は絶対してはならないと。
……上記の記事で、改めて思った。
やっぱり自分の持論は間違っていなかった、と。
言わんこっちゃない。

1983年の北進線から結果、道内すべての「廃止対象路線」が廃止となった。
今思うと確かに片方の終着駅が他の路線と繋がっていない北進線・渚滑線などの「盲腸線」や、夕張以外の炭鉱の町を結ぶ路線などの廃止は致し方ないのかもしれない。
ただ、日本海を走る羽幌線・オホーツク海やサロマ湖走るを天北線・名寄本線(一部)・湧網線など一部の路線はやはり観光ルートとして必要だったものもあり、その廃止で北海道の活力そのものまで奪ってしまった感がある。
鉄道だったから観光客が来たのであって、「路線バスなんて…」と思う人は多いだろう。

国鉄廃止対象路線中、唯一第三セクター鉄道として残ったちほく高原鉄道(池北線)も人口減とマイカーには勝てず、2006年には結局廃止となる。
あれから10年、ついに本丸というべきJR北海道の鉄道事業そのものまで危機を迎えたということか。

ここでなじみのない言葉が出てきた。
鉄道施設を自治体などが保有しJRが運行に専念する「上下分離方式」だ。
列車運用だけとは情けないが、路線そのものが廃止されるよりはましだ。

そして、廃止しようとしている名寄~稚内間、釧路~根室間、釧網本線は極端なことを言えば、再度国有化する必要がでてきたのではないか。
何故か。
地域だけのためでなく、オホーツク海の向こうの大国から日本の領土を守るためだ。
かの国は弱みに付け込んではジョージア(グルジア)、ウクライナ、アフガニスタン、太平洋戦争中の満州・樺太に侵攻してきた歴史があるからだ。 海だからと決して侮れない。
国境の町に鉄道(幹線並のしっかりしたもの)がないと、万が一の際に住民と領土を守れない。

-----------------------------------
ザ・ハフィントン・ポスト 2016年11月23日付記事
「ロシア軍、北方領土に最新ミサイル配備 北海道の道東全域を射程内に」
http://www.huffingtonpost.jp/2016/11/22/russia-missile_n_13162480.html

安倍政権や取り巻きメディアは「北方領土が還って来る」なんて浮かれているようだが、甘すぎる。
相手は握手しながら銃口を向けるような性格だということをわからないのか。
-----------------------------------

そして、過去廃止された北海道の鉄道には、仮に再度鉄路復活すれば札束を積んでも観たい景観の地域があるはずだ。
自分の好きだった路線は、サロマ湖を走った中湧別~網走間の「湧網線(1987年廃止)」と、興部からは中湧別までオホーツク海を走った「名寄本線(1989年廃止)」だ。
もしも1980年代にデジカメが定着していたら、流氷に覆われたオホーツク海沿岸とサロマ湖沿岸を気動車が走る時の感激を、ブログ読者の皆様と共有できたであろう。
JR東日本が100万円近い高額観光列車「四季島」を来年から走らせるくらいだから、今後上記路線を仮に復活させれば、
札幌発着の「四季島」遊覧コースを設定すれば外国人を含む成金観光客なら豪華列車に乗って観たい風景を堪能できるはずだし、しっかりした路盤ならば非常時には砲台などの軍事(防衛)施設の運搬設置で役に立つはずだ。


鉄道本業で収益を確保できない以上、JR北海道は明らかな「国鉄改革(分割民営化)」の失敗作であり、
今後はJR東日本への吸収合併を検討すべき段階まで来ていると思う。

-----------------------------------
そして、取り急ぎ公共交通(鉄道)の維持運営に必要な手段は何か。
自分は改めて、ガソリン税ならぬ「公共鉄道維持運営基金」を新税で賄うことも検討したらどうだろうか。
・北はJR北海道路線や札幌市交通局から、南は沖縄・ゆいレールまでの「鉄道路線利用者」から徴収する
・目的は、「過疎地の鉄道路線の維持運営」、台風・震災などで被災して「運行不可能となった路線の復旧」、
および「過密路線の踏切の立体化」とする。
なお、「過密路線の踏切の立体化」については基金運営開始時から決定された事業についてであり、
「JR東日本・中央線の三鷹~立川間」など、すでに工事中や完了しているものは該当しない。
・一人あたりの課金負担額:
普通運賃およびICカード乗車(12歳以上のみ):1回10円、他社乗り換えは1社につき10円発生
回数券(12歳以上のみ):1セット100円
定期券:通学定期は1か月につき100円、通勤定期は1か月につき500円
特急料金:自由席・指定席は1枚につき1,000円、グリーン車は1枚につき5,000円
国会議員パスからも1か月あたり最低10,000円を徴収する。
これくらいなら、痛み分けですむのではないだろうか。

とにかく、鉄道利用者すべてが考えるべき事態になってしまったのだ、悲しいけれど。


-----------------------------------
2016年11月25日 訪問者数 100名様
ありがとうございました。
『北海道』 ジャンルのランキング
Comment   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 改めて、深町純氏の鬼才ぶり... | TOP | 北方領土返還関連の交渉は一... »
最近の画像もっと見る

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Related Topics

Trackback

Trackback  Ping-URL
ブログ作成者から承認されるまでトラックバックは反映されません。
  • 30日以上前の記事に対するトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • 送信元の記事内容が半角英数のみのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • このブログへのリンクがない記事からのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • ※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。