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六角の井(矢の根井)について

2017-08-05 08:38:04 | 日記
「鎌倉趣味の史跡めぐり」著者 長峯五幸氏によれば、次のような記述がありましたので、投稿いたします
為朝は憂鬱であった。
九州へ流され、たちまち九州を平らげて、鎮西八郎、為朝と名乗り、意気揚々と京の都へ帰ったのも束の間、今度は、伊豆の大島へ流されてしまったのだ。
 「・・・・ぼんくらな奴ばかり揃っていたからなぁ。俺の作戦は、夜討ち、夜うちに限ります!と言えば、それは卑怯であろう、なんてぬかす。いくさに卑怯もヘチマもあるものか。そんな無用の評定しているうちに兄貴の義朝と平清盛の連合軍がワッと夜襲をかけて来たからたまらない。夜では俺の弓も役にたたぬことを奴らは計算に入れていたのだろう。」
 この戦(保元の乱)で彼の味方した父為義と上皇方は敗れ、殺されてしまい、彼一人は十代の若さが幸いして、伊豆大島送りですんだのであるが、そこでも彼は、伊豆七島を攻め従えたりして暴れまわり、捕えに来た船は得意の強弓で威嚇して追い払ってしまい、大ボスの貫禄を示したのである。(彼の射た矢が吃水線に命中して、どの船も沈没したという怪説もある。)
 そんなある日。彼は腕試しに海辺で弓を射った。的は海上十八里(72Km)彼方の三浦半島つけ根の鎌倉・天照山。
矢はもの凄い唸りを立てて飛び、天照山直下の小坪・飯島の磯近くに落下したことは、霊妙な彼の巨腕にピリリと伝わった手ごたえではっきりと読み取れた。
 江戸初期の書物、今までずいぶんお世話になった「新編鎌倉誌」は次のように述べている。「・・・・矢は十八里の海を越えて、この井戸の中に落ちた。村人がその矢を取り上げたが、矢の根は井戸の中に残った。あるとき、その矢の根を拾い上げたところ、井戸の水が濁って、使えなくなってしまったので、これは矢じりの祟りであろうと、また井戸の中に入れたところ、もとのように美しい水が涌くうになった。矢じりの長さは4.5寸(15㎝くらい)もあった。
 おっちょこちょいな里人が住吉明神に矢の根を奉納した。しかし、水がわるくなったので、あわてて井戸に返納した。という伝説もあり、鏃は今も竹筒に封じて井戸の中段に祀ってあることは事実である。
 この大法羅話が発生した理由は何であろうか。ひとつ読者の皆様と一緒に考えてみようではないか。
一、 この岬に立てば、すっきり晴れた日は、大島は手にとるようによく見える。そこに英雄為朝が虜囚の憂き目に会っていたかと思えば、このくらいのフィクションは、話好の漁師の爺さんなら創作して語り伝えることもあるだろう。
二、 この井戸はばかに大きい。空から何か降ってくるのに都合のよい井戸である。そこで、こんな話ができた。
三、 井戸替えのとき、本当に古い矢の根のようなものが出たので、誰かが「これは為朝の矢の根だ。」と言い始め、それに尾ひれがついてこの話が形成された。
四、 この井戸の水質が非常にすぐれていたので、神秘化され、伝説が生じた。
さて、皆様はどうお考えになるか?
西暦2002年2月24日現在「矢の根井」調査報告書事項
 矢の根井は、別名六角の井と称されるが、巨大な石の井戸枠は八角形である。水は数メートル底にたまっている。矢の根井付近までの行政区域は鎌倉材木座であるが、道一つ隔てた飯島公園・逗子マリーナ・小坪一帯は逗子市に属する。飯島崎を見下ろす住吉城跡(現在の住吉神社)の真下・逗子市小坪12番地出身で現在も同所に居住されている今年60歳の脇川正暢さんが、お車の洗車をしておられたので、早速インタビュー。矢の根井戸の昔の様子をお尋ねした。
脇川さんは、長峯五幸より八歳年下でまだ若々しい。古老扱いはいささか失礼であろう。以下、この付近の事情に精通した(有識者)脇川暢さん談。
 「1952年当時、井戸替えがありました。今から50年前、私が十歳当時のことです。為朝公が射ち込んだと伝えられる矢の根は実在していました。それを井戸から取り出し、よく洗い清め、再び竹筒に収め、井戸の中段にお祭りしたことを覚えております。矢の根井の付近には共同井戸があり、皆で利用していましたが、1952年当時すでに、矢の根井は廃物となっていたようです。以上のような記述がありました。
 井戸の存在場所
 材木座6丁目23の7(高岡方)

(六角の井戸に向かう湘南の海遠く左に江の島を望む)

(六角井戸近くの街並み)

(路傍の出っ張りが井戸建屋)

(建屋道路側から)

(井戸建屋正面から)

(井戸の表示版)

(表示版)

(井戸の金網)
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