影車 水本爽涼 あらすじ 板谷仙二郎 41 ・ ・ ・ ・ 御家人(北町奉行所 定町廻り同心) 1. 仙二郎の住まい(同心長屋・部屋内)・雪の朝 水本爽涼 作詞 麻生新 作編曲 酒場で 出逢った 恋の星… あしたは 晴れるか 夢の星… ※ S.E=サウンド・イフェクト、C.I=カット・イン、C.O=カット・オフ、N=ナレ-ション、オケ=オ-ケストラ
第十回 贋小判 (1)
春、未だ遠い極寒の中、物価高に喘ぐ町人達。それは、急に出回り始
めた大量の贋小判によるものであった。徒目付(かちめつけ)組頭・山根
頼母(たのも)は、その贋小判探索を命じられていたが、その立場を利
用して両替商・和田屋甚兵衛と結託。その甘い汁を吸っていた。和田屋
は瀬崎の音松一家を利用して小判を改鋳。贋小判を密かに世に流し、
莫大な利益を欲しいままにする。お蔦の探りで、ワル達の所業を知っ
た仙二郎は怒り…。今回は、小判の真贋で騒ぐ町衆を尻目に、悪事の
数々を事も無げに行うワル達を手筈し、一掃する影車の活躍を描く。
登場人物
留蔵 32 ・ ・ ・ ・ 鋳掛け屋(元 浪人)
又吉 31 ・ ・ ・ ・ 流し蕎麦屋(元 浪人)
伝助 18 ・ ・ ・ ・ 飛脚屋(町人)
お蔦 30 ・ ・ ・ ・ 瞽女(元 くの一 抜け忍)
(※ 以下 略)
タイトルバック
仙二郎が目覚める。布団から抜け出し外の明るさに薄目を開け
る。いつもの明るさではなく、雪明りにより早暁にもかかわら
ず随分と明るい。仙二郎、起きると障子を開け廊下へ出る。そし
て板戸を少し開け、外の様子を窺い、
仙二郎「雪か…。偉(えれ)ぇ、積もりやがったなぁ…。ふぅ〜、寒いや」
と、ぼやく。板戸を閉め、障子戸より部屋へと戻り、布団へ潜り込む。
そして、
仙二郎「ああ…休みてぇ…」
と、情けなそうな声を上げる。
2. 仙二郎の住まい(同心長屋・外)・雪の朝
深々と粉雪が舞い降りている。雪明りに浮かぶ長屋の全景を、
カメラ、少しずつ俯瞰して撮る。
N 「晴らせぬ怨み、晴らします。今日は東へ、明日は西、北も
南もワル次第。表じゃ消えぬ世の悪を、裏に回って晒しま
す…」
タイトル「影 車」、テーマ音楽など。
流れ唄 影車(挿入歌)
なんにも 知らない 初(うぶ)な星…
健気に 生きてる 幼(おさな)星…
汚れ騙され 死ねずに生きる
悲しい女の 流れ唄
捨てられ はぐれて 夜の星…
いつか倖せ 信じてすがる
寂しい女の 流れ唄
それとも しょぼ降る なみだ星…
辛い宿命を 嘆いて越える
儚い女の 流れ唄
※ レイアウトの関係で絵コンテは掲載しておりません。
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