因果応報のむくい☆どのオタクだって戯言を喋る(仮)

オタクの戯言かつ社会批評を少しはやってみたいのにいつの間にやらダラダラしてしまったブログらしい

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改めて

2007-03-31 | お話のお話
 土曜日以外でも更新するつもりでいたのに、結局土曜日に更新している件について。

 隙を窺うと、大抵この曜日になってしまうのです……


 月にして1ヶ月、実質2ヶ月近く更新していなかったのですが、大局は特に変わることなく。
 いやぁ、言いたいことがないというのは、平和な証です。


 というか、目的――というか、積極性がないのが痛手です。痛恨です。致命傷です。
 何かに難癖をつけるのって、簡単なんですよ。
 民主党といった野党を見てたらわかると思います。

 でも、それを行わない、ということは何かを訴えようという気概がないのと同じ。
 行動を起こす理由がないから、目的がない駄文が続く訳で。

 まぁ、ある程度文章あるいは文体を形付ける、という目的は達せられたのですけど、現在はご覧の通り、気概もなく更新サボりまくり。
 理由が弱いことを書くのは如何なものか、と葛藤はそれなりにありまして。


 とはいえ、これっきり、というのも私的に哀しいわけで。
 まぁ、適当に続けていこうかと。
 ネタ自体はありますし。最近は東浩紀が著書を沢山出版するようですし。

 深く読み込む時間がないのですけどね。
 まぁ、大学生のレポート気分で、適当に。


 という訳で、気分一新ブログタイトルを変えてみたり。
 いつもタイトルを考える事は難しいです。


 これからも、よしなに。
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ニコニコ動画、楽しいですね

2007-02-03 | 閑話のお話
                      /   キ  キ  や
                     ,′    ョ  ョ   あ
 /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\          l     ン  ン
/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ           ',     く  く
:.:.:.:.:.::.:.:.:.::.:.:.:.i:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ        〉    ん  ん
:.:.:.:.:.:.ト:.:.:∧:.:|、:.:.∧:.:.:.:.l        l          _ノ
:.:.:.:.:.:.l_V_ヽ! V___.レ|:.:.l        \ ___ノ` ── ′
ィ:.:.:.:.| -‐‐  ‐- |:.l/  -‐        {/
.(`i.:.:l     |   l.:.|   ‐-          ______
 Yl.:.:|      '  l:.:.l   、        _.:.:´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\
  l ヽ!、  -‐  /∨   ヽ     /.:/.:/ ヽ:.:.:i:.:.:.:.:.:.ヽ
 /    \  /           .{:.:/:./   \ l:.:.j:.:.:.:.:.:.:.
「`ー-   _T              ∨!/     |:./:.:|:.:.:.:.:
¨: :ー-: ._ ヽ               |′  ● jイ:.:.:.|__:.:.:
: : : : : : : : : ̄:ヽ              |! 、_、_, (_) |:.:.:.| }:.:.
.: : : : : : : : : : : : \             ハ {_ノ   |:.:.:.|ノ:.:.:
: : : : : : : : : : : : : : ヽ           (` = -r-rム:.:.:|:.:.:.:.:
.: : : : : : : : : : : : : : :.l           ト、  | / | |:.:.∧:.:.:.:
: : : : : : : : : : : : : : : :l.           |:.:.:T7_/_,j .|:./  ヽ:.:.

             -‐ '´ ̄ ̄`ヽ、
             / /" `ヽ ヽ  \
         //, '/     ヽハ  、 ヽ       面
         〃 {_{ノ    `ヽリ| l │ i|  あ は 白
         レ!小l●    ● 从 |、i|   る な  い
          ヽ|l⊃ 、_,、_, ⊂⊃ |ノ│  か し 
        /⌒ヽ__|ヘ   ゝ._)   j /⌒i !  い は
      \ /:::::| l>,、 __, イァ/  /│  ?
.        /:::::/| | ヾ:::|三/::{ヘ、__∧ |
       `ヽ< | |  ヾ∨:::/ヾ:::彡' |

  /.:.:.:.:.:.:.:.∧:.:ィi.:,、.:.ヽ       /
 /イ.:.:.:.:i|:/__,V'、|l_j:.:.:.l     l  .食 さ
  lr:l:.:.l -ー   -、 レヘ!     l  べ っ
  l l:.|    |  |:l       |  た き
  `ーi;|    '  ,N    ー='  で も
    | `ー  ̄ , '        |  し う
  ,,rへ、_ ` 〔´__           l   ょ
/l :ヽ、 ゛7'r'Yヽ、゛ー、      ヽ
: : |: : : ヽ/、;:;;;}イ: :ヽ: \       `ー
.: :.>': : ヽ/::::| .l: :<: : ヽ

             -‐ '´ ̄ ̄`ヽ、
             / /" `ヽ ヽ  \
         //, '/     ヽハ  、 ヽ
         〃 {_{       リ| l.│ i|  に
         レ!小lノ    `ヽ 从 |、i|  ょ
          ヽ|l ●   ●  | .|ノ│  ろ
            |ヘ⊃ 、_,、_,⊂⊃j  | , |.  l
          | /⌒l,、 __, イァト |/ |  ん
.          | /  /::|三/:://  ヽ |
          | |  l ヾ∨:::/ ヒ::::彡, |


 えっ……食べた?みたいな。
 オチに近い話はあるんですけど、案外簡単に見つけられなかったのでとりあえず1話で。

 いや別にちゅるやさんの話をしたい訳ではなく。
 月一くらいこんな更新をしていこうと変なテンションで思い至った訳で。
 本当は土曜日に更新するつもりじゃなかったのですが、しばらく更新していないのはなんとなく気がかりだったので、善は急げといわんばかりに。


 とりあえず一言。
 ニコニコ動画面白いです。

 2ちゃん的あおりに充分耐性があるのなら、あの実況的動画はかなり楽しいものかと。
 危ないテンションで動画を楽しめますw

 あれ考えたひろゆきさんは、尊敬しますw
 ひろゆきさんになりたいとは思いませんが、彼の考えることや立ち回りはただただ関心します。
 凄く独特で楽しい。
 おそらく自分が楽しむためだけに考えているのでしょうが、それが皆に巧く作用するところが見事。


 という訳で電波なニコニコ動画を残して終了。
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近況な話

2007-01-13 | お話のお話
 あけましておめでとうございます(遅)


 という訳で通常更新……ですが、まあ、これからは適当――つまりは期限を設けずに更新していこうと思ったり。

 3月位までは土曜日更新という今までと変わらないスタイルでいこうかな、と思っていたのですが、やはりというか、書くことも特にないので。

 だからこれからはじっくり書いていこうかな、と。
 その分、内容あるものにしたいと考えています。


 そんな感じの更新だけでも何なので、近況。


 年末はオタクライフでした。
 秋葉原に行って、色々と探したり、ゲーセンで新作ゲームを楽しんだり、メイド喫茶へ行ったり。
 しばらく行かないと思ったので、色々と見納め気分。


 オタクの祭典、コミックマーケットにも行きました。
 買いたいものは大概買え、気持ちの良い年末――一年になったかな、と。

 人の多さなど、改めてオタクとい存在について考える事ができたなか、と。反映されるかは微妙ですが。


 年始からは卒論。
 反省点は難しい事を考えすぎたかな、と。
 文章化、という抽象的な物を絵にする作業は思った以上に苦しく、身のある作業でした。
 ここを含めて、文章を書く時は大概思ったことをそのまま書いてしまうので、卒論という責任の重い作業を経験するのは、これからに活きるはずです、きっと。



 そんな感じです。
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『AIR』な話

2006-12-16 | 作品なお話
 胸が熱くなる瞬間というものは、かけがえのないモノです。


 今回の『AIR』に関する話で、今年の定期更新は終える予定です。
 一応書きたいことがあったら書き込む予定ではありますが、基本的にこのブログを自分で見るような事も少ないので、もしかしたら今年最後の更新になるかもしれません。


 さて、今あまり時間がありません。やるべき事とやりたい事が立て込んでいるので、今この時間が少し惜しかったりしてます。
 だから今回はエッセイ風でいこうかな、と。

 というか今まで気負い過ぎていて、難しい事を書こうとしたあまりに変な文章を書いていたような気がします。
 だから今回は慣れている適当な文章を垂れ流す方式で語っていこうかな、と。時間もあまりありませんし。


 さてと、本題へ。
『AIR』というのは2000年に発売された美少女ゲームです。
 美少女ゲームはいくつかパターンがありますが、近年大きく話題を集める典型的なパターンとしては「ストーリーが面白い」という事が挙げられます。
 このゲームはその典型例で、『KANON』という前作を上回る話題作となり、今でも話題作で、今年はアニメ化、昨年辺りは映画化もしていました。確か映画の話はここでも書いたような気がします。


 その『AIR』と僕との出会いは、2002年の1月でした。
 2001年にドリームキャストでエロを抜いた代わりに新規CGを追加してコンシューマ化されましたが、その時はフーンくらいにしか思っていませんでした。話題になっているのは、全く関係ない雑誌のコラム欄にも書かれるくらいなので知ってはいたのですが、絵が……絵が……
 今でこそ愛着が湧いている絵ですが、話を知らないと中々魅力と思えないんですよね……

 しかし話題を重ねるゲームでしたから、それなりに気になっていたのですよ。
 しかし機会がない。その前にそういったジャンルのゲームをひとつプレイしていましたが、まだまだその手のゲームには初心でしたので、中々。

 そして1月。
 そういったジャンルのゲームを当時唯一プレイしたゲームの会社から、そういったジャンルではないゲームが発売されたので買いに走ったところ、無名といわれてもしょうがない会社でしたのでゲーム屋に置いてなかったのです。
 しかしゲームはしたい。
 その代わりに買ったのが『AIR』でした。
 前からその店に置いてある事を知っていたため、売ってなかったら買おうと思っていたのです。
 酷い話ですが、前述から察せられるとおり癖が強い絵柄だったので、どうも手が出なかったのです。


 意気揚々と始めたところ、面白いのです。
 といってもキャラクターの掛け合いが、ですが。
 この手のゲームは中盤辺りになるまでは大して話が動かないので、しょうがない事ですが。

 そして3日位(当時は1日2時間という中途半端ないい子ちゃんでした)でゲームのメインヒロインのエンディングまで到達。
 ……はい?
 意味がわかりませんでした。そのヒロインの問題が何も解決してないのです。解決したのは主人公の気持ちくらい。
 その不満は次のヒロインのエンディングへ到達しても中々消えず、高校のネット(当時はまだ電話回線だったので)で調べたところ、その後の話があるらしく、とにかく進めるしか道はありませんでした。
 もうひとりのヒロインを涙を流しながら進め(夕焼けが美しかった)、説明書のヒロインを全て攻略すると、new gameの後に新しい選択が。

 そして主人公も、ヒロインも、時代も違う物語の幕開け。
 ここからはただひたすら読み進めるしかありません。

 本編の前話といえる物語が幕を閉じると、また新しい選択肢が。
 そして始まった新しい視点は……攻略サイトでもここからは多くは触れてませんので避けます。
 ひとつ語るなら、意味がわからなかったメインヒロイン――観鈴の話のようでいて、まるで違う話でした。少なくとも美少女ゲームありきたりの恋物語ではありません。それ故に幅広く受け入れられたのでしょう。

 そして全てが終った後は、大きな虚無感が。
 今、想い出してちょっと涙が、そして胸が熱くなっています。
 最後までちゃんとプレイしたのは、少なくとも今年ではありませんが(何度か起動させましたが、全てを読むまでには至ってません)、今でもこうして泣けるのだな、と感慨深いです。


 今、こうしているのは、この『AIR』のおかげなんだな、と強く思います。
 今でも時々考えますもの、彼女達のその後を。他にもいくつかプレイしましたが、中々そこまではいきません。面白い事は面白いんですけどね……

 後年、その観鈴の話を書いた麻枝准さんはこの『AIR』を趣味で書いた様な事を語っています。
 だからこそあの結末になったのでしょうが、それでも充分に素晴らしい物語で、今後も僕にとって大きな存在であり続けるのでしょう。


 本当、今でも色々引きずっているのだなぁ……
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『Kanon』な話

2006-12-09 | 作品なお話
 冬に起きた奇跡の物語。

 なんて少し大袈裟な話ですが、その奇跡の物語に幾人もの人間が熱を上げた事も事実でして。
 それなりに想い出深い作品なので少し真面目に取り組んでみようかなと。


 その作品は『Kanon』という美少女ゲーム。
 作品が発売されてのは1999年、約7年前の事ですが、今でも同人誌が作られるくらい、そして現在アニメが放送されるくらいに影響はあります。アニメ化は2回目なんですけどね。
 1回目は色々な理由で黒歴史扱いされていますが、結構好きなんですけどね……まあ、あの頃はアニメについて今ほどの知識はありませんでしたが。むしろ深夜アニメを見始めた時期なのでアニメについてそんなに知らなかったためか、新鮮に映ったのでしょう。

 それはともかく、現在のアニメはかなり良いです。
 どう良いかというと、原作に忠実な上、しっかりとその他表現に手を抜いていない、そして原作にはないぶっちゃけどうでもいい話までも丁寧に作りこんでいる点は素直に楽しんで観てしまいます。
 おかげで原作を思い出して、思わず涙ぐむ場面も。いや、Kanonはやっぱり良いです。


 詳しく概要説明。
 美少女ゲームであるのは上に書いた通り、そして今でも影響力があるというも上に書いた通りですが、どう影響力があるかといいますと、このゲームから「ゲームで泣く」という概念が確率されました。いや、その前からちょくちょくゲームで泣くような事もありましたが、泣きゲーでかならず上位に上がるのはこの作品でしょう。
 読ませるゲームはそれ以前にもありましたが、泣かせるゲームは少なかったのです。

 しかし物語的に「奇跡」を使う展開は、奇跡の大安売りなんて言われてしまい、業界的にかなりの数売れたために強いアンチを生むことも。

 しかし物語の世界観が魅力的なため、そしてヒロインが良い為に現在でも支持されているのです。


―――ここから核心要素が強くあります―――


 さて美少女ゲームといえば、ビジュアル重視のAVD。文章と表情で世界を感じさせてくれます。
 Kanonの世界の中心は月宮あゆという人物ですが、今回は簡単に。

 本田透著の『萌える男』でもうぐぅ(月宮あゆ)がトラウマの全てを癒すようなことを書いていますが、主人公が過去に起こしたものを全て許す(あれはあれで主人公の責任とはいえませんけど)どころか応援?するような語りまで入っていて、あゆを除いた4人のうち2人のヒロインを祝福します。
 だから女神としてあゆの商品(フィギュアや同人誌)を買い漁るオタクが現れ、『萌える男』で救われたと書かれたり、勝手に改蔵でネタにされたりされたらしいわけですが。


 今回のメインはあゆに関係しなかった後のふたり。
 何故あゆに関係しなかったかというと、ライターさんの関係でしょうね。書く人が違います。
 その辺りの細かいことは打ち合わせすればなんとかなるんじゃないか、なんて素人ながら思うのですが、個人で書いていった方が良い個性がでるのでしょうね。


 そのライターさんは麻枝准さんといわれています。
 彼の作品の特徴は『家族』
 狭義、広義どちらの意味でも『家族』というキーワードがぶつかってきますが、今回は『Kanon』を取り上げているので、広義の意味合いで使います。

 広義は血縁がない者同士が家族になること。
 といっても結婚という意味ではなく、居候の身や、友達同士で家族になるようなことを指しています。

 様々な過程を経て家庭を得る、なんて思わず書きたくなってしまいましたが、現代薄くなっているといわれている絆は、こういった物語で埋めたくなるのも心理のひとつなのではないのでしょうか。
 家族というのは、ひとつの理想系です。もっとも強固な絆でしょう。何だか書いていて空しいのは、近頃の離婚問題や少子化のためでしょうか。自分の家は極めて普通ですよ。
 それはともかく、恋愛の先にあるものとして形にあるものを形にしたルートでした。

 得体の知れない何かと戦い、現実とも戦う構造を持つ舞ルート。
 感情を失われていく側と、感情を入れていく側を描いた真琴ルート。

 舞はありふれた日常と、過去の約束を。
 真琴はただ近くにあって欲しい家族を。

 このふたつのキャラクターは物語だけでも人気があり、それぞれのその後の解釈で揉めているのを読んでいたことが懐かしく感じます。

―――

 というわけで『Kanon』でした。
 とりあえず来週で今年の定期更新は終えようかな、と思っています。理由は書くことがあまりないことと、オフラインで書かなければならないものが貯まってきたからです。
 しかも書く時間をあまり取ってないので、最近はやっつけ感がいっぱいで何とも不甲斐ない想いも。今回も麻枝准さんの話を掘り下げたかったのですが、ルートの意味を紹介するだけで終わって、何だかなぁ……ていう気分です。

 さて今年最後の定期更新となる来週は『Kanon』の後に作られた『AIR』かなぁ、と。掘り下げられたら麻枝准について書こうかと思っています。
 何か書くことが出来次第変えるつもりですが、最近の傾向からいってこのままでしょう。

 では来週。
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『銀盤カレイドスコープ』な話

2006-12-02 | 作品なお話
 氷上で舞う姿は、心底心奪われる美しさがあります。


 そういえば今年の流行語大賞は「イナバウワー」のようで。
 オリンピックで金メダルを取り、旋風を巻き起こした結果ですから、胸を張って自慢してよい結果なのではないのでしょうか。

 フィギュアスケートは次世代も確実に育っているようで。
 浅田真央舞姉妹や、安藤美姫、男子も織田信成や高橋大輔など、期待できる先取が確実に育っています。


 とはいえ普通に暮らしている人達にとってまだまだその世界への理解は浅いに過ぎず。
 そんなフィギュアスケートの世界を垣間見れる小説があります。

 それは『銀盤カレイドスコープ』(著:海原零)といい、先月ようやく完結した全9巻のライトノベル。
 出版され始めたのは2003年のこと。賞を経て出版される運びになったのですが、長い投稿作だったために上下巻を同時に発行する珍しいスタイル。
 出版先は集英社とはいえ、まだまだ歴史の浅いレーベルでの出版でしたが、気持ちよく読み進められる文体とヒロインのタズサによる毒舌一人称が話題を呼び、人気を得、確実に巻数を重ね、そして今年完結するという運びとなりました。
 去年はアニメ化やマンガ化を行い、フィギュアブームの先頭を走ろうとしましたが……少なくとも一般には話題になっていないので、なんとも。
 とはいえ帯に浅田舞選手が登場したりなど、その手の世界では読まれていたりするのかな、なんて考えられる一面も。珍しいですからね、小説ではスポーツですら珍しいのに、フィギュアを選択するなんて。


 内容は何度も触れているとおりフィギュアスケートを扱った作品ですが、フィギュアスケートだけをしている作品ではありません。
 選手やコーチとのやり取りは、物語を盛り上げる重要な要素です。
 心憎きライバルや、先輩選手、尊敬する人など、様々に関わって、気持ちを高め、そして彼女達が演じる演技はとても美しく、息が詰まります。
 そばで支えるコーチも深い心情を見せて、良い流れを作り出してくれます。

 またマスコミ批判ともいうべき描写も面白いところです。
 主人公の桜野タズサは、思わずマスコミに毒づいてしまう故に嫌われており、どんなに好成績を挙げようと新聞やテレビなどで叩かれています。現在だと中日の落合監督なんかがわかりやすい例だといえましょうか。
 落合監督は成績を上げるために必要ないとしてマスコミ関係にリップサービスをしません。それは何かネタが欲しい記者にとって価値がない監督といえるでしょう。また同様の理由でファンサービスもしませんから、観客数が伸びずフロントにも嫌われていますから、来年以降成績を出せなかったらどうなることやら。
 そのようなことがタズサにも垣間見れて、演技を完成させるために集中しているにもかかわらずオリンピックの結団式に欠席したからといって槍玉に挙げるマスコミの姿に、どうしようもない呆れを感じてしまいました。

 あとはルールを合わせていった努力はすごいなと思わせてくれます。
 出版された当時(2003年)と今とでは、全くルールが違うのですが、勉強してルールを合わせています。
 またフィギュアスケートの採点は厳しいので、その辺りを考慮しないと遠いフィクションになってしまいます。当然演技構成も現代のレベルにある程度あわせて構成されるのですが、上辺の上辺しか知らない自分でも複雑に感じるルールにきちんと合わせる作者の努力は見事。
 また巻の初めにはルールの解説があり、知らない人でも少しはルールについてわかる内容となっています。


 小説ですので、1巻毎に一応の完成を見せてくれます。
 ということで順に簡単な解説を。

・1巻
 国内の話。伸び悩むタズサに幽霊がついて、成長していく。

・2巻
 国外(トリノオリンピック)の話。1巻とセット。親友として同じ選手として今後も鍵を握り続けるリアとの邂逅あり。

・3巻
 ペアでのスケートの話。タズサがアメリカで修行中に、アメリカで親友となった人の代わりにペアで出場を誓う。それまでのシングルとは違う難しさを見せる巻。

・4巻
 タズサの妹の話。ジュニアとしての悩みと、恋の悩みが混ざり合う、シリーズ随一のラブコメ巻。

・5巻
 イギリスで人気のあるフィギュアスケートと女優をこなすキャンディとタズサの視点が混ざり合った巻。スポーツは厳しい世界です。

・6巻
 ライバル役として立場が違ってくる憎まれ役のドミニクと先輩役の至藤響子の視点が混ざり合った話。ドミニクは現在から過去へ、響子は過去から現在へ、重なり合う運命とそれぞれの結末は、構図がユニークということもあり興味深い話でした。

・7巻
 最終段階まで繋がってくる巻。オリンピックへ向けて様々な人物の思惑が重なり合う。

・8巻
 それまでとても仲が良かったタズサとリアの決別の話。最終場面へと繋がっていく――

・9巻
 最終巻。オリンピックとその後。これに関しては内容に関して語ること全てがネタバレ。


 自分でもわかるように簡単にまとめましたが、実に色々な視点があるのだな、っと。
 そして1巻1巻、とても面白く読めたことを思い出しました。

 丁寧で読みやすく、それでいてフィギュアシーンは美しく、読んでいて何度も震えました。特に最終巻はもう、読み終わった瞬間から胸が一杯。
 好きな作品とはいえ、大した意識もせず、8巻9巻同時に発売したことも知らず、本屋でたまたま発売しているのを知った程度の距離感だったのですが、それを反省してしまうくらい、買って良かったと思える作品でした。


 もう少し概要について思うところを。

 最終巻のあとがきで、作者はスポ根ものとして意識をしていないといったような内容を書いていますが、スポ根モノです。

 根性パートは十分に練習風景を描いていたこともそう思う理由ですが、一番の理由は努力する理由をきちんと描いていたからです。
 いつも何らかの意識を持って演技をしていました。それがモチベーションに繋がり、演技に反映していました。
 それに人と人との繋がりがあり、ライバルとの競い合いはスポ根もののそれといえるでしょう。


 お疲れ様でした、海原先生。
 今後の活躍も期待してます。
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趣味とオタクな話

2006-11-25 | お話のお話
 生きている、というのは何を求めているのでしょうか。


 萌え、という言葉はいつの間にか世間に広まっており、テレビや雑誌に聞くたびに、何だか無性に嫌な気分になるのは一体何故でしょう。
 まあそれは2ちゃん語を実際の声で聞くのを嫌悪するのと同じ理由でしょうが。

 それはともかく、雑誌でも使われるくらい広く使われる言葉になりましたよね「萌え」という言葉。
 しかし言葉が本来の意味と離れて使われる印象がありますが、本来の意味なんてそんなにないような気がします。

 だからこそ定義づけなる議論が行われるのでしょう。


 「萌え」に関する定義なんて、各人各々が持つ「好き」や「フェチズム」に似た感情で説明は充分だと思いますが、しかしそれらの感情は誰かしら持っている感情ではないのでしょうか。
 本格的に「萌え」に語ろうと思ったら中々混み合ってきますね。


 しかし必要かどうかに関すれば、必要なゆとりなのではないのでしょうか。
 上で「好き」や「フェチズム」に似た感情と書きましたが、それらははっきり言って生きているだけなら必要ないです。適度に食べていれば人間生きられます。

 でも僕達は何かしらの無駄を抱えて生きていますよね。
 それが趣味、娯楽という訳です。

 理解可能不可能関わらず、それらは生きていく上で心を寄せられる意味あるものとなります。

 丁度昨日放送のタモリ倶楽部で「電チラ選手権」なるものが開催されていました。有名大学の電車オタク達が電車をチラリと見えるスポットを紹介して、それがいかに素晴らしいかというような企画なのですが、電車はそんなに好きでもないボクでも中々見ごたえがありました。チラリズムはいいものです。
 電車は生活する上で便利な移動手段ですが、機種の話となると大抵の人はついていけなくなります。しかし彼等はそうした一般の人には中々ついていけない電車というモノが大好きで、結果奥深い知識と楽しさを得ているのです。

 こういった趣味は生活に必要ないどころか、生活を圧迫しかねないものですが、しかし本人にしてみればやめたくない、生きる上でかけがえのないものでしょう。
 なくしてしまったら生きる気力が減るのでしょうね。


 こうしたオタク的、マニア的行動は気持ち悪いとか言われますが、気持ち悪いと言っている人が逆に気持ち悪いような気がします。
 貴方だって何かしら満足を得る手段を持っているのでは?
 それがファッションだったり、旅行だったりする訳で、結局は誰も同じような気がします。ちょっと方向性が違うだけ。内面と外面の違い。


 少し萌えとは違う方向になってきましたが、結局言いたい事は何を持って生活して、その影響はどこにでるのかということです。
 下手に何かを失ってしまえば、失った以上の喪失感を持っててしまいます。
 しかし何か趣味を得たならば、それは確実にその人をプラスの方向性へと向かわせるのではないのでしょうか。


 本田透は『萌える男』で、「萌え」について宗教に代わるものと書いています。
 勿論それは宗教のように信仰すべきものと書かれているのではなく、昔は心のよりどころが宗教にあったというだけで、別に危ない話をしているわけではないですよ。

 人は何かを支えにして生きているのは、事実です。
 それが家族だったり宗教だったり趣味だったりしますが、結局独りでは生きていけないんだなと。

 難しい話です。


 結局何が言いたいかというと、個人個人好きなように生きていけばいいのでは、ということ。
 勿論人に迷惑をかけないように、ですが。
 あまり人の行動に非難したりするのも野暮ですよ。
 ね。
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スパロボな話

2006-11-18 | お話のお話
 燃える展開は、いつだって心躍らせます。


 オタクというと最近では何かとメイドといったような『萌え』について語られるような気がしますが、本来は違うのではないのでしょうか。

 過去、良しとされてきたアニメやマンガは、必ず『燃え』というべき要素が入っているのです。


 例えば『機動戦士ガンダム』
 人間関係が物語の主体なので非常に暗い展開になりがちですが、モビルスーツの戦闘は興奮させられる何かがあります。

 例えば『新世紀エヴァンゲリオン』
 やはり人間関係が主体で、しかも主人公がとことんマイナス思考なものだから、やはり暗いですが、でもエヴァと使徒との戦闘は興奮させられる何かがあります。


 作為的に選んだこのふたつの共通点は、ロボットモノであるということです。
 男の子はメカが好きな人が多いのです。
 日本だけですよ、ドラえもんといったような夢ある人型ロボットを開発しようと夢見ているのは。一部ドラえもんじゃなくマルチというメイドロボに代わりますが。

 それはさておき。
 萌えについて否定するオタクは結構いますが、ただロボットといった燃えは結構好きな人がいたりすることも事実の一面です。
 同列に扱う事は難しいですが、オタクを語る上で忘れてはいけない要素です。
 オタクを扱ったムック『メカビ』は、メカと美少女の略ですが、こうして扱われる事は女の子とニャンニャンしたいという性的な願望だけでなく、男としての夢を強く持たなければならないような気がしてきます。


 さて今回は『スーパーロボット大戦』について触れていきましょう。

 簡単に説明すると、古今東西日本のロボットアニメを集めてゲーム化したものです。
 ガンダムやマジンガー、エヴァンゲリオンといったような知名度が高い機体から、ラーゼフォンやゼオライマー、OVAのガンダムといったようなマイナーに数えられてしまうような作品まで様々なロボットが参戦するシミュレーションゲームです。

 まさに夢!
 ガンダムとゲッターロボが共闘するなんて!

 ゲーム中にそれぞれの作品中にあった話を織り込むなど、ファンとしてもニヤリ、知らない人でもその作品について知ることが出来る素晴らしいゲームです。
 実際自分なんかほとんど見ていないのに、それなりに作品のことについて知ったような気になっています。

 そして戦闘シーンが素晴らしい!
 媒体こそPS2といったようなハードに限定しますが、戦闘シーンはロボット達が動きに動き、アニメ以上の必殺技を魅せてくれます。

 ゲームとしてのバランスも良く、様々な戦略をもって敵を倒していくことができるゲームです。
 例えばスーパー系と呼ばれる、威力の高い必殺技を持っているロボットを戦略の中心に置くことが出来ることもできますし、俗にリアル系と呼ばれる回避力が高いロボットを囮に使って敵を倒していくというような戦略も取ることが出来ます。


 また上では版権モノの作品について名を挙げましたが、近頃ではスパロボに参戦したバンプレストオリジナルのロボットも積極的にメディアミックス展開を行っています。

 例えば現在放送中の『スーパーロボット大戦OG ディバイン・ウォーズ』なんか、1年くらい放送するのか、なんて疑問に思うくらいの盛り上がりを見せています。
 歌が熱い!

 これは元になったゲームボーイアドバンス専用『スーパーロボット大戦OG』のアニメ化であり、同時に1月に発売される予定のアドバンスで発売された1・2にプラス要素を加えてPS2で発売される『スーパーロボット大戦OG』の宣伝を兼ねた番組でもあります。

 オリジナルの機体も、格好よくて好きなので、期待しているこの頃です。


 上でも触れましたが、このゲームの見所はなんといっても他作品のキャラとの競演です。
 ある意味同人誌でしかできないことを商品にして、なおかつキャラクターのかけあいが面白く、そして作品のできごとから他キャラクターに語ることが熱く、見所のひとつとしてなりたっているのです。
 そして原作では敵キャラクターとして去っていったキャラクターも、時に味方となって戦うのです。まさに夢!

 明らかに表面だけを語るような薄っぺらい作品にならないところが素晴らしいのです。


 ただ色々と難点も。

 一番に言いたいのは、長い。
 とにかく1プレイどころか1マップすら、終盤になると3時間ほどかけてクリアする事もあるくらいに長い。
 仮に平均1マップクリア時間が2時間だとしても、それが50話以上ある場合も在り、半端じゃない時間を取られる事になります。

 また様々な作品が入り乱れるため、矛盾点や原作の設定を変更、あるいは無視せざるを得ない場合もあります。
 原作ファンにとっては悲しい話でもあるでしょう。


 とはいえ一体何十、何百時間かけて作ってんだ?なんて思うほどの戦闘シーンは、とにかく魅力的ですし、終盤の逆転していく物語はプレイしていて盛り上がること間違いなし。

 不定期ながらも時々無性にプレイしたくなるシリーズです。
 ああ、早くOG発売しないかな……
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本日発売!のPS3な話

2006-11-11 | お話のお話
 そういえばPS3が発売しましたね、本日。

 アニメも放送中だし、ゲームもしたいのでスパロボについて適当に語ろうかな、なんて思いましたがとりあえず置いておきます。

 ということで、前にも似たようなことを書きましたが、改めてPS3について書きたいと思います。


 とりあえずニュースを見る限りにおいては、出だしは悪くないというところでしょうか。

 悪くない、と書いたには当然それなりに理由がありまして、そもそもPS3の生産がどうやら遅れているようでして、先程ニュースで見た時には約10万台という、X-BOXならまだしも……なんていう数でした。

 とはいえこの頃のPS2のソフト販売状況を見る限りは、まあ、ちょっと足りない位かな……なんて思うのですが。
 もちろん販売数を見た限りにおいて、という話なので、層が異なってくることを全く考慮に入れてませんが。


 とりあえず有楽町に1000人、PS3を求めてくるという報道があるくらいなので、注目度の高さは窺えますよね。
 何故なのか、自分なりの考えを少し。

 PS3はゲーム機として以外の機能も求めた上で、最新技術を詰め込んでいる仕様であり、ゲーム機としては高い値段、しかし技術的な話から見た値段としては破格ともいえる値段での販売です。
 その技術は、ブルーレイディスクの普及を担うものであるからこそ、破格にする必要があるという一面があります。

 ブルーレイは、技術力が圧倒的に高いディスクです。ただ新技術故にコストが高いため、ブルーレイと同じく今後を担う可能性があるブルーレイではない新ディスク(名前失念、H-DVDでいいんだっけ?)に差をつけられてしまう可能性があります。

 そのために、PS3は成功して差をつけなければなりません。
 そのために高いといわれた値段を下げ、今回の販売にへと至ったのですが……まあ、苦言みたいなのは後で。


 あと、注目される一番の理由は信頼ですね。

 少なくとも国内で現在メインのハードはPS2です。
 海外だと日本国内より圧倒的にX-BOXの調子がいいという噂を聞いたのですが、とりあえず自分は日本しか知らないので。

 SONYには実績があります。
 PSを国内メインハードに押し上げ、その成功を元にPS2が好調であり、今現在へと流れているのです。

 それは圧倒的なキラーコンテンツのおかげでしょう。

 キラーコンテンツというのは、大雑把に言えば買う動機が強いソフトです。
 例えばPSでファイナルファンタジー(以下FF)の参入が決まり、200万本以上を売上ており、当時競っていたセガサターンと差をつけました。
 その後ドラゴンクエストもPSに参入し、駄目押しともいえる決定的な結果となり、その後セガが出したドリームキャストとパッとしないままセガはハード業界から撤退、ソフトハウスとしての存在感で今成り立っている現状です。
 その間ずっとPS及びPS2は、好調にキラーコンテンツを出し続けて、その安定感が信頼感へと結びつき、高いと言われているPS3も、何だかんだ言われつつも注目すべき存在となっているのでしょう。

 PS3もキラーコンテンツは当然揃えています。
 確かFFの最新作はPS3で予定されていたはずです。
 今も100万以上は売上を出せるFFは、当然PS3側としてもかなり注目されている存在であり、今後PS3の売上を占うことになるでしょう。

 それまでにはとりあえずそれなりの数は出回っていて欲しいのでしょうが、日本国内だけでなく海外分もありますから、どうなるのやら。
 少なくともDSのように、いつまでたっても足りない、なんて状況は避けていて欲しいと願うことがプレイヤー側なのですが、自分は現在PS3欲しくないな……
 理由は、やっぱり欲しいソフトがないというキラーコンテンツな話。FFは自分の中ではどうでもいい存在……


 少なくとも現在売り切れともいえるPS3ですが、当然不安要素も。

 最新技術故に、故障が怖い!

 東京ゲームショウなどの展示会で、ゲーム中に故障するという失態を犯しています。
 そもそもPSPも初期不良で色々騒がれ、終いには画面がリアルに飛び出すなんていう話も出たくらいです。端から見てて楽しかった記憶がありますが、信用は一気に失いましたよ。

 そういったこともあり、今買おうとしている人たちは、時々マゾなのではないか、なんて思ってしまうことも。


 あとは、Wiiが強敵だということですね。
 技術は圧倒的にPS3が高いですが、値段も圧倒的にPS3が高いという皮肉も。

 現在好調なDSの流れを汲んでいるWiiということもあり、あとはどの位魅力的なコンテンツを出し続けるかが問題となってきます。


 買う立場の僕はというと、少なくとも現状はどちらにも手を出そうとは思いません。
 理由は、欲しいソフトがないですね。
 どうしても手を出したい時、時を見て買うのが今後のスタンスとなるでしょう。少なくともPS3、Wiiどちらも1年は絶対様子見ますが。

 だから転売目的で買った人たちが、ネットオークションで売りさばく様をニヤニヤしつつ今回はここまで。
 楽しみというのは色々あるのです。
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メディアミックスによる良い作品、悪い作品な話

2006-11-04 | お話のお話
 面白いことは正義!
 しかし愛があってからこそでは?


 秋改変から1月経ちました!
 もう11月です!
 早いなぁ……


 今期はアニメ以外にも、原作付きのドラマがありますよね。
 月9枠の『のだめカンタービレ』(以下のだめ)は、ノリがよく、見ていてとても楽しいドラマです。

 マンガという分野から人物での映像化、なんていうのはどうも原作とかけ離れるような印象を持っているのですが、今回は役含め、うまいこと再現しているような気がします。
 特に『のだめ』は、マンガ的表現(部屋の駄目具合や、殴る表現等)を多用しているので、結構心配だったのですけど、それが杞憂に終わり、それどころか音楽を知るきっかけにもなれる、素晴らしい作品かと。
 久々に毎週放送を待てるドラマになりました。

 成功点として、私的にはキャラクターの点が挙げられます。
 マンガとそう変わらない破天荒ぶりは、見ていて愉快。
 千秋なんて女をよく殴るし(これはのだめオンリーですが)、すぐ切れるし、物凄くストレートな物言いのため人を傷つけることをよくしますが、それでも憎めないキャラクターであるという原作と変わらない点は、流石といえましょう。

 マンガが素晴らしいからこそ、栄えるドラマです。
 だからこそ、不安がありましたし、成功するであろうドラマなのです。


 こういった原作付きは、俳優を使った作品が近頃増えてきました。
 ドラマだと2期目ですが『Dr.コトー診療所』があり、映画では最近後編が公開されました『DEATH NOTE』が挙げられます。
 両方とも見てませんが、原作がよかったからこそ映像化されたのでしょう。

 マンガという文化が浸透した結果、日の目を見ることができたのだということなのでしょう。


 でも前から移植されている媒体、アニメは中々酷い状況にあるようで……

 最近話題なのはこれ。

 youtube使って見てもらおうと思いましたが、何故だか反映されず、お手数をかけますがリンク先を参照してください。

 というわけでひどい緑の球状はキャベツとして表現されました。

 夜明け前より瑠璃色な』という美少女ゲームをアニメ化したものですが、このキャベツとは思えない作画は様々なところで話題を呼び、後年に語り継いでしまうようなネタとなっています。

 流石にここまでひどくネタになる例は稀有ですが、作画の乱れは近年顕著になってきたようでして。


 今年のアニメ界で、ある意味においての伝説となった作品があり、その愛好家達は作品をもじって「MUSASHIST」などと呼ばれています。
 その作画例はこちら
 googleを使っているので、様々な例が見られるかと。

 その検索結果のページを見てもらえばわかるとおり、行き過ぎたひどい作品だからこそ、彼らは愛を感じてしまうのでしょう。
 古くは「ヤシガニ」なんて呼ばれてましたね。


 これら作画の乱れは、ある意味国際化の流れが原因とも言われていますが……実際裏の話によると、韓国や中国などに任せると酷いものとして帰ってくることが多いようですが……
 多くは予算がないこと、作る作品が増えて時間がないこと、そしてそんな作品でも買ってしまう人がいることなのでしょうね。

 ただ単純に作るだけでも、ある程度ネームがあれば購入してしまうのもオタクの特徴のひとつです。
 例えば上の『夜明け前より瑠璃色な』は元々その手の業界では結構売れている作品、そして12月にはPS2で売り出される作品ですから、キャベツ事件がなかろうとそれなりの数は売れる見込みがある作品です。
 そういった駄目な作品は買わなければいいのですが、買わなければつぶれてしまうなんとも脆いビジネスをしているようなので、本当難しいですよね。


 もうひとつ。
 これも『夜明け前より瑠璃色な』とも絡むのですが、上の『のだめ』と違い、キャラクターを若干いじっているようなのです。
 姿形はそのままとはいえ、ストーリーラインはいじっており、話としてはあまり評価されていないのが現実です。

 これは夏に放送された『つよきす』という作品が顕著ですかね。
 キャラクターはキャラクターデザインにより、ツンデレに見えないほど可愛く、声優は美少女ゲーム時と違う人。
 まだここまでならよくある話なのですが、問題なのは監督が一切ゲームをプレイしない宣言をし、別にその人が監督をやらなくてもよいのでは、なんてツッコミが入るような行為を行ったことです。
 結局微妙な評価のまま、作品を終えました。

 『うたわれるもの』は、裏方さん達が何度もプレイした上での放送で、高評価なまま終えたというのに……
 しかもゲームの売り上げまでしっかり確保した、メディアミックスの手本となる結果を残しましたしね。


 何度も読み直したからといって放送に上手く反映されるというわけではないと思うのですが、放送するからには何故そこまでにいたるか、しっかりと考えが反映できるようにすべきではないのでしょうか。

 それが反映できたのが『のだめ』であったというのが、今回の結論。
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